読了。

読了。

深い河(ディープ・リバー) / 遠藤周作

お正月の特番「100分で名著のスペシャル版」で紹介されていた本。宗教の在り方、あるいは神の在り方が大きなテーマなのかな。そんなこととは別に(と、書いて、別にはできないか、とも思う)、小説としてもとても面白い。巻末に年譜が付いていて、書かれた作品の題名を辿っていくと、この小説が集大成だったのだろう。久しぶりに遠藤周作を読んだけれど、ちょっと前に読んだ大江健三郎と比べると、相当読みやすいね。「沈黙」とか「死海のほとり」「イエスの生涯」とか、読み直す時間があるのかなぁ。