月曜日はお休み。明日10/31は店主ワンオペ営業‼️

月曜日お休みです。明日10/31は普段はお休みの火曜日ですが、店主ワンオペで営業します。飲みに来てね。

読了。

資本主義の次に来る世界/ジェイソン・ヒッケル(野中香方子訳)
Less Is More(How Degrowth Will Save The World)/Jason Hickel

先日友人との酒の席でも話しが出たのだけど、みんな何となく「資本主義ってうまくいってないよなぁ」って思っているのではないでしょうか?持ってる人は必要以上に持ち、貧しい人はますます貧しくなる。だから勝ち組とか負け組とかっていう言葉までできちゃう。そして資本主義の永遠の拡大再生産なんて無理でしょ、って思ってるのは僕だけじゃないはず。発展途上国との経済格差を利用して、現代の奴隷制度を作り上げてるんじゃないのか?って。勝ち?負け?ずっと不思議でした。今年の春にヨーロッパを旅して、まぁだいたい街ごとの教会に入ってみたりしました。静かだし、美しいし、空間、場、としてはとても好きなのだけど、どうしても神様に祈る気にはなれない。日本人的に(という表現が正しくはないかもしれないけど)神は何にでも宿っている、それこそ八百万の神がいるって思っている方だからかな。

そんなキリスト教世界がどんなふうにこの現代の資本主義と繋がっているか(書いてあることの全てが正しいかは置いておいて)、その資本主義の問題点、これからのビジョン(そんなにうまくいくとは思えないけど)、そして退行せずに前に進むということ、そんなことが僕にだって分かるように書かれています。経済学の本ですが、経済学の本ではなく読めます。本を薦めるのは難しいんだけど、ぜひみんなに読んでほしい一冊。

政治家が誰の方を向いてその政治や経済政策を考えているのか、よ〜く見なくちゃって思う。誰もこっちを向いてないのか?子どもが増えない社会って、やっぱりどうにかしてるんだよ、きっと。

本のカバーを取り去って持ち歩くもんだから、写真が、、、。