読み終えたので。

読み終えたので。

西への出口/モーシン・ハミッド(藤井光訳)

例えば自分の国での内戦、例えば難民であること、例えば難民を受け入れるということ、どれもうまく想像できない。そんな世界があることは分かっている。たまたまこの国に生まれた、たまたま貧困ではなかった、たまたま、、、が積み重なった上に今の自分がいることを考えさせられてしまう。僕は彼だったかもしれず、彼女だったかもしれない。僕らは彼らだったかもしれず、彼女たちだったかもしれない。自分の足元なんていつ崩れたっておかしくない。それでも尚、自分が自分であるためには、、、正気は結構難しいな。