4/28 お休み中。
僕の安息日。で、今日は何もしてません。ホントに。だらだらぐだぐだと過ごしました。過去形でもないです。過ごしてます、今も。
今日は本の紹介。
十二月の十日/ジョージ・ソーンダーズ (岸本佐知子訳)
Tenth of December/George Saunders
相変わらず翻訳物が好きです。ジョージ・ソーンダーズはアメリカの作家ですが読んだのは初めて。これは短編集でベストセラーになったことは後書きで知ったと思ったのだけど、読み終えて写真を撮るのにカバーを外したら帯に書いてあった。ということは買う時に見てるはずだよね。じゃあ何故この本を選んで買ったのだろう?翻訳家というのも一つあるんだけど、どちらかと言えば本屋さんで気になって手に取ったのがたまたまこの翻訳家だったような気がする。ジャケ買いみたいなもんです。で、内容はびっくりしました。最初の短編「ビクトリー・ラン」の出だしから何のことやらさっぱりわからないんだけど、読み進めていくと思いもしなかった所へ連れて行かれた感じがして、これぞ短編小説だよなぁ、とレイモンド・カーヴァー以来の衝撃なのでした。他の短編もビックリの連続です。これがベストセラーになるアメリカって、それもまた凄いなと思います。村上春樹がベストセラーになっても日本ではこれはベストセラーにはなれないだろうな。これを読み終えて長編も読んでみたいな、と考えていたら、この短編集の次に出た長編はある有名な文学賞(ブッカー賞)を受賞したことをやはり後書きで知ったのでした。◎。いや花丸。
P.S 風呂上がりと言えばビールですが、今のところ僕は飲めないので、あずきバー(アイス)が楽しみです。